こんな症状出ていない?日ごろの様子をチェック
階段を登ろうとしない、ジャンプをしなくなった、立ち上がった時によろける、散歩に行きたがらない、抱っこしたときに鳴き声を出す、歩くときに足を引きずる…。ペットにこんな症状が見られたら、間接にトラブルが起こっているかもしれません。犬や猫は我慢強い動物なので、気がつかない間に症状が進行していることも。いつもと違うしぐさをしていないか日ごろからチェックしましょう。
今日から出来る!関節ケアをご紹介
◎犬の場合
・室内で過ごす犬は滑り止め対策を
最近は畳ではなくフローリングの家が多いと思いますが、フローリングは滑りやすく、犬の関節に大きな負担がかかってしまいます。滑りにくい床材に変える、マットを敷くなどしてしっかりと歩ける対策をしましょう。
・散歩はコンクリートよりも土や芝生が◎
いつもの散歩コースは、アスファルトやコンクリートなどの硬い道ばかりではありませんか?関節のことを考慮すると、土の上や草が生えた道など、足裏に負担のないクッション性のある地面がおすすめ。適度に踏ん張りながら歩けるので、筋力トレーニングにもなります。コンクリートの道だけでなく、土のある広場や公園を通るお散歩コースを設定すると良いでしょう。ただし、草が多く生えた場所はまだにやノミなどの害虫が付着する場合があるので注意して。
◎猫の場合
・肥満や関節に負担大!食事管理をしっかりと!
関節に炎症を引き起こす一番の原因と言われているのが肥満です。重い体を支えるために関節に大きな負担がかかってダメージを与えてしまい、ちょっとした軽い炎症でも強い痛みが出てしまうこともあります。特に猫は一度太ると痩せにくく、シニアになると運動量が減るのでますます太りやすい傾向に。子猫の頃から太らせないように食事管理することが大切です。
・適度に運動をして筋力アップ
キャットタワーを上下にジャンプしたり、高いところから飛び降りたりする猫特有の行動。一見関節に負担がかかっているように思えますが、むしろそういった運動をさせることで筋肉を強化し、関節を保護することができます。ただし、滑りやすいフローリングの上で走り回ったり、硬い床の上に激しく飛び降りたりすると関節に負担がかかってしまうので、運動させる場合はカーペットやコルクマットなど柔らかい素材や衝撃を吸収する床材の上で行うように。