「ショウガ」は冷え予防に効果的な食材の代表格!
女性の大敵である冷え予防に効果的な食材といえばショウガ。香辛料や生薬としても日本や中国はもとより、欧米などでも幅広く活用されています。独特の風味であるオレオレジンという成分には、「ジンゲロール」や「ショウガオール」という成分が含まれ、殺菌作用や抗酸化作用があるとされています。辛味成分でもあるジンゲロールは、免疫細胞を活性化したり、老化防止の効能も期待できる物質。ジンゲロールは加熱や乾燥させるとジンゲロンという成分に変化し、血管を拡張させる役割があり、血行促進などによって新陳代謝を向上させ体を温める効能があります。
ショウガオールは活性酵素の除去などの役割もある成分。また、最近の研究で鎮痛効果もあることがわかり、生理痛の緩和や吐き気を抑える働きもあるとされています。植物栄養素のフィトケミカルと呼ばれる物質が含まれ、細胞の損傷の抑制や炎症を抑える働きがあるとも言われています。
食べ方や主な効果は?
生のショウガをすりおろし、蜂蜜などを加えてお湯でわるジンジャーティーにすると発汗作用により、発熱時の解熱効果などにも期待が持てます。ショウガに含まれるジンゲロールの殺菌作用や発汗作用によって風邪予防にも繋がります。また、ショウガオールによって血行促進などの効果で冷え改善が期待できます。ただし、冷え予防に繋がるショウガオールは、加熱する温度が100℃以上になると破壊されるので注意しましょう。