世界を創っているのは自分である
巷で「引き寄せの法則」などが多く流行りました。
私もたくさん本を読みましたよ。
ザ・シークレットという本は、エイブラハムなどをはじめとした概念の集大成ともいえる本ですね。
これだけ読むと、魔法のような話に聞こえますが、そこにはしっかり裏付けされた概念が存在しています。
これらの本に共通する概念をひとことで言うと
目の前の世界を創っているのはあなた自身である
ということに尽きると思います。
世界を創っているのは自分!?
はじめてこの概念を聞く方には、少し耳を疑う話かもしれません。
いやいや、世界は権力者によって創られているし、日本だって安倍首相をはじめとした政治家がルールを作って運営しているし。
私はたまたまこの時代に生まれただけですけど?
と、思うかもしれません。
でも、そういったことも丸ごと含めて、
この世界はあなたが創造したものです。
あなたが思考したこと
あなたが言葉として発したこと
あなたが行動したこと
それが物質化して、あなたの目の前に現れ、それがあなたの世界を創る
スピリチュアルと思った方は、大間違いです。
この概念はすでに、量子力学という物理の世界で実証済みだからです。
私たちは、目に見える”科学”を過信し過ぎました。
科学の発展により、恩恵を受けたものもありますが、科学を追う限り、私たちはいつまでも自分たちの”実体”にはたどり着けません。
なぜなら、私たちの世界を創る”量子(素粒子)”の世界は、目に見えないものだからです。
素粒子の世界
何を隠そう、一世風靡した引き寄せの法則の実体は、この物理学の世界を表現しているものなのです。
この世界は絶えず変化を繰り返しています。
そして、変わらない物質など、この世には存在しません。
人は変化することで安定する生き物です。
それは、物質も同じなのです。
「変わらないこと」は、自然界にとって極めて不自然であり、あってはならないこととされています。
ただ、現代科学が求めたのは、「再現性」。
動かぬ「結果」です。
だれが見ても、そういう結果になる、という確かなもの。
しかし、自然の法則から言うと、「再現性」など存在しません。
素粒子は常に運動をし、「結果」は常に揺らぐものだからです。
そして、それは物理学者の世界では当たり前の認識なのです。
現代科学は、「これが真実である。科学的根拠はこれである」
と、特定の事象を決めつけてつきつけてきます。
はっきり言いますが、その結果もウソではないかもしれませんが、条件が変わればその結果もいとも簡単に揺らぐということを知っておく必要があります。
科学的根拠を主張する多くの理論は、大抵、誰かの都合の良いよう事実をでっちあげようとしています。
新薬の効果、機能性食品の効能など、背後にお金の匂いがするものばかりです。
真実に近い理論でも、誰かの利権を侵すものであれば、それは簡単になかったことにされる。
それが、現代科学であるということを知っておきましょう。
観測者が変われば、結果は変わる
有名な二重スリット実験がこの概念を説明しています。
少し難しい理論かもしれませんが、簡単に言うと、量子(物質になる前の素粒子)は、観測者によって変化すると結論づけた実験です。
つまり、観測者(自分)がどういう思考で物事を見るか?
また、どんな思考に基づいて言葉を発するか?
などの信念(ビリーフ)によって、量子の動き方が変わり、動きが波(つまり周波数)となり、その波が振動を伝えて量子が目に見える物資と化するのです。
様々な科学実験は、観測者(実験者)のバイアスが十分にかかった結果でしかないということが言えるのです。
あなたの意識の奥底で信じていること
(心理学でいうところの潜在意識)
この意識が量子を動かし、
一定の周波数を放ち、
物事を物質化し、
あなたの目の前に現れているのです。
これを、量子力学と呼んだり、引き寄せの法則と呼んだりしているのです。
引き寄せの法則の問題点
ならば、自分の願い通りの世界を創るのは簡単じゃないか!?
と思った方は、大正解です。
しかしながら、私たちはこの真実に長年気づかずに大人になってしまいました。
これまでの人生の中で、私たちはたくさんの間違った”常識”や”思い込み”を植え付けられて育ってきてしまったのです。
それは、想像以上に意識の奥深いところまで浸透しきっています。
いくら言葉で「〇〇になる!!」と言ったとしても、
心の奥底の潜在意識がそれに同調しないことが多く、結局「引き寄せの法則」をやっても願いが叶わないじゃないか!という引き寄せ難民が出たのです。
結局、引き寄せの法則に最初はワクワクした人たちも、叶わない状況が続くと「やっぱりそんな簡単に現実は変わらないじゃないか!」と、引き寄せマインドを忘れていくのです。
顕在意識だけで唱えていても現実など1ミリも動きません。
意識が伴わない言葉を唱えても、そこに振動は起きません。
素粒子を動かす力は誰にでもあります。
でも、その力を発揮するには、人間としての鍛錬がものすごく必要になってくるのです。
仏陀が悟ったのは、その領域です。
人生は自分で選べる
簡単そうで簡単ではない、引き寄せの法則のお話をしました。
私も、完璧に使いこなせているわけではありません。
しかしながら、ようやく色んな仕組みが自分なりにも理解できるようになってきて、こうしてブログで解釈を書けるまでにもなってきました。
この概念を理解するようになって、思うことがあります。
それは、「どんな人生を歩みたいかは自分で選択できる」ということ。
言い方を変えれば、「どんな世界で生きたいかは、自分で決める」ということ。
不幸な境遇もあるでしょう。
でも、それすら、その人が選んだことである、ということです。
人生で起きることのすべては、自分が選んだことである
それを本気で信じることができたら、きっと引き寄せの法則もうまく使いこなせるようになるでしょう。
人生では色んなことが起きます。
良いこと以上に、辛いことや苦しいこと、悲しいことも。
でも、その全てを自分が選択した、ということです。
人生で起きることのすべてを自己責任として受け止められるか?
引き寄せの法則を使いこなすには、ここからがスタートになります。